メニューを選ぶだけで自動調理を行ってくれるホットクック。しかしどのような機能があり、どのようなメニューが作れるのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、ホットクックの種類や特徴、また監修者がホットクックを実際に使ってみたレビューなどをご紹介します。ホットクックを取り入れるメリットが知れるので、ぜひ参考にしてくださいね。
サブスクライフではホットクックをはじめさまざまなブランド家具や家電を購入できます。気になるアイテムがある方は、ぜひチェックしてみてください。

みや
調理師免許保持の料理人ライター。都内のホテルやレストランで経験を重ね、培った経験を元に読みやすい記事を執筆します。得意ジャンルは洋食。食べ歩きとカメラが趣味で、実際に作った写真をカメラで撮影するのが好きです。
シャープヘルシオホットクックとは?
ホットクックとは食材を入れるだけで自動調理をしてくれる家電調理器のことです。食材を入れるだけで煮たり蒸したり、炒めたりとさまざまな調理ができますよ。
内蓋は密閉性が高く旨みドリップ加工を施しているので、食材の持つ水分を生かしながら調味料を少なく抑えて経済的においしい料理が作れます。火を使わずに食材を加熱するため、子どものいるご家庭でも安心して使えるのもうれしいポイントですね。
現行モデルは大きく3種類
現在販売されているSHARPのホットクックは以下の3種類があります。
- KN-HW24G
- KN-HW16G
- KN-HW10G
種類によってサイズや作れる人数などの特徴が異なります。ここでは、それぞれの特徴について表を用いて紹介するので、購入の参考にしてくださいね。
KN-HW24G
奥行 | 約30.5cm |
高さ | 約25.6cm |
幅 | 約34.5cm |
量の目安 | 2〜6人分 |
満水容量 | 4.7L |
KN-HW16G
奥行 | 約28.2cm |
高さ | 約24.0cm |
幅 | 約33.0cm |
量の目安 | 2〜4人分 |
満水容量 | 3.4L |
KN-HW10G
奥行 | 約30.5cm |
高さ | 約24.0cm |
幅 | 約22.0cm |
量の目安 | 1〜2人分 |
満水容量 | 2.0L |
人気モデル「KN-HW24G」の特徴は?

KN-HW24Gは家族にちょうどよいサイズで、炊飯や低温調理といったさまざまなメニューに対応しているのが魅力です。ここでは、KN-HW24Gの特徴について紹介します。KN-HW24Gの主な特徴は以下の4点です。
- 2〜6人分の調理ができる2.4Lタイプ
- 炊飯、低温料理、お菓子作りなど幅広く対応
- 付属のレシピ集にない料理を作る時は、メニューキーをチェック\
- ホットクックのレシピに悩んだら「ホットクック部」を見てみよう
では、順番に紹介します。
2〜6人分の調理ができる2.4Lタイプ
KN-HW24Gの内鍋は2.4Lと大容量サイズで、一度にたっぷりの調理が可能です。さらに蒸しトレーを使えば上下で異なる食材の調理ができ、忙しくてもしっかりとした献立が作れるでしょう。
調理時間を大幅に短縮できるため、子どもの世話や家事に忙しい主婦の方にもおすすめです。
炊飯、低温料理、お菓子作りなど幅広く対応
ホットクックの調理メニューの加熱メニューは、煮たり炒めたりできるだけでなくさまざまな料理に対応していますよ。炊飯メニューもあるため、釜で炊いたようなふっくらとしたご飯をボタンひとつで簡単に作れます。
さらに通常の鍋では温度計を確認しながら一定の温度を保たなければいけない低温調理も、ホットクックなら自動でお湯の温度を調整してくれるので、放置するだけで料理が作れます。
おいしさの秘密はかきまぜ機能
ホットクックの一番のポイントは「かきまぜ機能」。付属のユニットを取り付けてメニューを選べば、自動でかきまぜてくれるため、いちいち蓋を開けて混ぜる手間がかかりません。
自動で混ぜることによって鍋の焦げ付きや味のばらつきが防げますよ。肉じゃがのような煮崩れしやすいメニューでも優しく混ぜ込み、崩れず中まで調味料が染み込みます。
食材の良さが引き立つカレーが作れる
ホットクックは内蓋に旨みドリップ加工という独自の設計がされているので、野菜の水分を逃しません。そのため、カレーを作るのもボタンひとつでおいしく作れますよ。



手間がかかる炒め物もお任せ
ホットクックは内蔵されている自動メニューのほかにも自分の好みで調節できる手動メニューもあります。手動メニューでは、炒め物や蒸し物の加熱時間が調整できます。そのため、ホットクック内の自動メニューにないメニューも簡単に作れるでしょう。




冷凍食品の調理にもおすすめ
ホットクックは冷凍食品を解凍せずそのまま使えるのも魅力の一つです。通常、加熱せずに肉や魚を加熱すると中が生焼けになってしまう可能性があります。ホットクックであれば芯までしっかりと加熱してくれるので、時間のない時でも解凍せずにすぐに作れますよ。



アイスクリームも作れる
ホットクックのまぜ技ユニットを使えば自家製のアイスクリームも簡単に作れます。まぜ技ユニットが高速回転し生クリームを泡立ててくれるので、中に材料を入れて調理し、できたものを冷凍庫で冷やせば簡単に作れます。
混ぜる時間も3分程度のため、子どもと一緒でも楽しく作りやすいと感じました。

付属のレシピ集にない料理を作る時は、メニューキーをチェック
ホットクックにはさまざまなメニューが内蔵されています。しかし中には自分のレシピで作りたいと思う方も多いでしょう。メニューにない料理を作りたい場合は、メニューキーで「手動で作る」モードに切り替え、調理方法を選べば設定時間まで好きな調理法で自動調理してくれます。
メニューには「焼く」「無水でゆでる」「蒸す」などさまざまなメニューがあるので使いやすいですよ。
ホットクックのレシピに悩んだら「ホットクック部」を見てみよう
夕飯の献立などで作るメニューに悩んだ時にはホットクック部をチェックするのもおすすめです。ホットクック部は、ホットクックを利用しているユーザーの公式コミュニティのことです。
ホットクック部では、ホットクックを使いこなすテクニックやオリジナルレシピなどがさまざま入っているため、ホットクックの新しい活用法や気になるメニューが見つかりますよ。
「KN-HW24G」を使ってみてわかった4つのメリット

ここからは、監修者が実際にホットクックを使ってわかったメリットについてご紹介します。
ホットクックのメリットは以下の4点です。
- 火を使わずほったらかしで調理を任せられる
- 火を使わずに調理してくれる
- 内鍋以外は食洗機で洗える
- スマホアプリとの連携ができる
では、順番に解説します。
1.火を使わずほったらかしで調理を任せられる
KN-HW24Gのホットクックは電気で調理するので、ガスコンロでの調理で油がガスに引火し火事になるといったリスクがありません。そのため、ボタンを押してほったらかしている間に身の回りの家事などをこなせて、時間を効率的に使えます。 また、自動調理メニューによっては無水でじっくりと加熱し、食材の旨みや水分を活かせるものもあるので料理のバリエーションも広げやすいでしょう。
2.火を使わずに調理してくれる
通常のガスコンロは火を使っている間の外出はできず、常に火の心配をしなければいけません。しかしホットクックであれば電気調理かつ予約調理機能を搭載しているため、朝に食材を内鍋に入れて帰宅後にはでき立ての料理が作れますよ。
3.内鍋以外は食洗機で洗える
ホットクックのパーツは内鍋以外食洗機での洗浄が可能です。また、付属のまぜ技ユニットもパーツを分解して洗浄ができるため、常に清潔な状態で使い続けられますよ。パーツの着脱も簡単なので、手間がかからずに洗えて便利ですね。
内鍋はメニューバー内のお手入れモードを使うと洗浄が行えます。重曹を鍋の中に入れてスイッチを入れれば汚れが取れやすく、きれいな仕上がりになりますよ。
4.スマホアプリとの連携ができる
SHARP独自のスマホアプリ「COCORO HOME」を使用すれば調理家電や洗濯機などさまざまなスマート家電と接続ができます。ホットクックの場合は、レシピのおすすめや希望時間に合わせて仕上がる時間の調節をスマホ上で設定ができます。
また、調理が完成した際にも通知が届くのもうれしいポイントですね。
圧力調理はできないが空いた時間にほかの作業ができる

ホットクックは圧力調理ができません。調理時間が通常のコンロを使用して調理する時間と同じくらいかかってしまいます。しかしその一方で火を使わずに調理ができるので、離れてほかの作業ができますよ。
圧力調理不可で時間はかかりますが、その空いた時間を活用できるためそこまで気にすることはないでしょう。
また、圧力調理と違い途中で蓋をあけて様子を見ながら調理することができるのは嬉しいポイントです。
まとめコメント
夕飯の支度には時間がかかるもの。ホットクックで調理している間にお味噌汁や副菜の支度をすれば、時間がかかるデメリットも気にならずちょうどよいタイミングで仕上がりますよ。音声で残りの加熱時間を教えてくれるのもうれしいポイントですね。
サブスクライフでは「KN-HW24G」以外のホットクックも扱っています

サブスクライフでは、今回紹介した機器以外にもさまざまなシリーズを取り扱っているので、自分のライフスタイルに合わせた家電が選べますよ。ここでは、監修者目線によるホットクックシリーズのおすすめポイントについてご紹介します。
KN-HW24G

ホットクックの中でも人気なのがKN-HW24G。最も容量が多く、2〜6人用サイズとなっています。内容量が多い分、少し厚みのある食材や高さのある食材を入れてもしっかりと加熱調理ができるでしょう。
カラーバリエーションもホワイトのほかに鮮やかなレッドや、高級感のあるプレミアムブラックなどがあり、好きな色が選べますよ。
KN-HW16G

KN-HW16GはKN-HW24Gよりも少し小さめのサイズです。内鍋の容量もやや狭まりますが、子どものいる家庭だけでなく一人暮らしで自炊をよくする方にもおすすめなサイズです。
KN-HW10G

KN-HW10Gは小世帯向けのコンパクトなサイズ。大量調理には不向きですが、一人暮らしの量には十分でしょう。汁物や副菜の調理に便利です。サイズもその分コンパクトになるため、キッチンのスペースを圧迫せず、狭い場所でもさまざまな調理ができますよ。
サブスクライフがおすすめするホットクック以外の調理なべ

サブスクライフでは、このほかにもさまざまなブランドの自動調理器や圧力調理器などを取り扱っています。順番に解説していくので、気になるものがあればぜひチェックしてみてくださいね。
STAN. 自動調理なべ EL-KA23

ホットクック同様、材料を入れるだけで自動調理をしてくれるキューブ型のコンパクトな自動調理なべです。シンプルな形状なので、狭いキッチンでも場所を取らずすっきりと収納できるでしょう。
中のホーロー鍋は直火での加熱も可能なため、自動調理で作ったものの再加熱にも便利ですね。蓄熱性も高く、鍋のまま食材を冷ましていくとより食材に味が染み込むでしょう。蓋がついているので、鍋のまま冷蔵庫で保存もできますよ。
Instant Pot Duo mini 3.0L マルチ電気圧力鍋

Instant Pot Duo miniは、アメリカで最も売れているモデルといわれています。さまざまな調理モードに対応し、炒めるや蒸す、圧力調理や炊飯なども対応が可能です。
パネルから作りたいメニューのボタンを押すだけで簡単に設定でき、初心者の方でもすぐに使えます。また、圧力のレベルも調節可能なので、自分好みの加減で圧力調理ができますよ。
T-fal クックフォーミー ホワイト 3L

炊飯モードでは最大10合のご飯を炊飯できる自動調理器です。機械の中にレシピが内蔵されているため献立に悩みませんよ。食材や調味料の分量まで出てくるのもうれしいポイントですね。
モニターがナビゲーションしてくれるので食材の追加や加熱のタイミングがわかりやすくなっています。また、作る分量に合わせて自動で火や圧力の調整ができるため、失敗も少ないでしょう。
T-fal ラクラ・クッカー プラス コンパクト電気圧力鍋

1台で16役のメニューが使えるマルチ圧力鍋です。圧力をかける以外にもパンの発酵やヨーグルトなど、普段自分で作るには難しいような料理もボタンひとつで簡単に作れます。お手入れ時にはスチーム洗浄モードで鍋や蓋についた汚れを洗浄できます。
さらに匂い除去機能もついており、カレーや肉じゃがを作った後の気になる匂いも取り除けるでしょう。内鍋も汚れのこびりつきにくいコーティングが施されており、洗いやすくなっているため毎日の手入れの負担も少ないですよ。
ホットクックで家事の負担を減らそう!
ホットクックはさまざまな調理ができる便利なアイテムです。共働きの夫婦や子どものいる家庭、一人暮らしなどどのような生活スタイルにも重宝するでしょう。 サブスクライフでは、ホットクックをはじめさまざまな電子調理器を扱っています。自動調理器について気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。