暖房器具は、肌寒い季節に欠かせないものです。機能や使い方に応じて適切な暖房器具を選ぶことで、冬の快適さが大きく変わります。
しかし、様々な種類があるので選ぶのに迷ってしまうことも。
本記事では、サブスクライフで購入できる暖房器具の中でもおすすめの商品を11選紹介します。選び方についても合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
暖房器具には何がある?
暖房器具には部屋を暖める暖房器具と、身体を暖める暖房器具の2種類に分けられます。
それぞれの特徴や種類を見てみましょう。
部屋を暖める暖房器具

まずは部屋全体の空気を暖める暖房器具です。
部屋全体に、暖かい面から出る本体の熱を伝えることで暖める「輻射式」。
そして、部屋の空気を温めて循環させる「対流式」の2種類があります。
輻射式は部屋全体をすぐに暖めることはできませんが、部屋の壁や床などムラなく暖まるので冷めにくいのが特徴です。
対流式は風による循環で部屋全体を素早く暖めることができるのですが、空気だけを暖めるため換気などで冷めやすく、また風によって埃などが舞いやすい特徴があります。
エアコン
部屋全体の温度を温風の循環で暖めます。広い空間を温めたい場合おすすめです。電気のみで動作するため物件を選ばずに使用でき、やけど等の安全性の心配もありません。
オイルヒーター
本体内部のオイルを電気で暖めて放熱することで発生する暖気により、部屋全体をゆっくりと暖めます。暖まるまで時間がかかりますが、温風が出ないため乾燥しにくいのが特徴です。
マルチダイナミックヒーター
オイルヒーターと似た姿をしていますが、オイルではなくヒーターモジュールを使って暖めます。対流式と輻射式の特徴を使い分けて細かく温度調整が制御されるため、安定して暖めることができます。
石油ファンヒーター
灯油を燃焼させることで温風が発生して部屋の空気を暖めます。広い空間が早く暖まる特徴がありますが、数時間おきの換気や給油の必要があります。
ガスファンヒーター
ガスを燃焼させて発生した熱をファンで循環させて暖めます。広い空間を早く暖めることができ、設置時にガス栓と接続するため手動の燃料補給も不要です。しかし、設置場所はガス栓のある場所に限られ、石油ファンヒーター同様に換気の必要があります。
身体を暖める暖房器具

次に紹介するのは、熱源に近づいたり、直に体と接することで、身体を部分的に暖める暖房器具です。比較的電気代はかかりませんが、部屋全体を暖めることはできないので、狭い部屋や少ない人数の場合おすすめです。
ホットカーペット
カーペット内部に通電させて表面を暖めます。すぐに暖めますが、暖まるのは接するところのみなので、ピンポイントで使いたい場合に向いています。
電気ストーブ
本体の熱源から、主に全面の物体を暖めます。すぐに暖まりますが、空気そのものは暖まりづらいので、消すとすぐ冷えやすい特徴があります。部分的にすぐ暖めたい場合に向いています。
セラミックファンヒーター
内部のセラミックを電気で発熱させ、ファンで温風を送り暖めます。小型で持ち運びしやすいため、脱衣所やキッチンなどの狭い空間で局所的に使用するのに適しています。部屋全体を暖めるようなパワーは出ませんが、速暖性に優れています。
こたつ
テーブル下の天板裏に電気ヒーターが付いている暖房器具です。こたつ布団で覆い、その内部を暖めます。暖まるのは部分的ですが、すぐに暖まり、比較的電気代も抑えられます。
部屋を暖める暖房器具を以下の項目で比べてみた

部屋を暖める暖房器具のエアコン、オイルヒーター、マルチダイナミックヒーター、石油ファンヒーター、ガスファンヒーターを以下の項目で比較していきます。
- 電気代、燃料費
- 暖かさ
- 乾燥、空気のきれいさ
- 可動性
- 安全性
- 手入れのしやすさ
電気代、燃料費
エアコン、オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターは電気のみで動作するため、別途燃料費の必要なく、他の暖房器具と比較しても電気代はあまり高くかかりません。
対してガスファンヒーターや石油ファンヒーターは、電気代は抑えられますがガスや灯油の費用がかかるため、原油価格の変動などで費用が高くなる可能性があります。
そのため、費用面ではエアコン、オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターがおすすめです。また、新しい機種では節電機能が付いていることが多いので、電気代を重視する場合は節電モードの有無なども考慮しましょう。
暖かさ
オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターは、輻射式で本体の熱源をじっくり部屋に伝える暖房器具なので、部屋の空気だけではなく床や壁、天井までまんべんなく暖めることができます。そのため、消した後も冷めにくい特徴があります。オイルヒーターは暖まるまで時間がかかりますが、最新式のマルチダイナミックヒーターは部屋の温度変化に合わせて温度調整が行われるため効率が高く、従来のオイルヒーターと比較して2倍の早さで暖めることができます。
対してエアコン、ガスファンヒーター、石油ファンヒーターは対流式で、温風を循環させて素早く暖めることができます。しかし、温風の当たり具合により暖まり方にムラができることがあります。また、空気を暖めるものなので、消した後は比較的すぐ冷めてしまいます。
そのためマルチダイナミックヒーターが最も、素早く、まんべんなく、そして継続した暖かさをバランスよく作り出すことができます。
乾燥、空気のきれいさ
オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターは、風を出さない輻射式のため、埃が舞うことがなく空気を汚さず、乾燥も起こしません。
エアコン対流式のため風による乾燥や埃を舞わせてしまいやすいです。ガスファンヒーター、石油ファンヒーターは燃焼の際の水蒸気の発生により乾燥は抑えられるのですが、窒素酸化物も発生し空気が汚染されるので長時間使うときは換気が必要です。
そのため、乾燥、空気のきれいさではオイルヒーター、マルチダイナミックヒーターが特に優れていると言えます。
可動性
エアコンは設置するとそこから動かせません。ガスファンヒーターもガス栓のある場所に制限されます。
対して石油ファンヒーター、オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターは電源があれば様々な場所に移動して使用できます。
安全性
エアコンは設置場所が高い位置のため、直接熱い部分に触れることは少ないでしょう。オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターは表面温度があまり高くならないため、火事や火傷などの心配が少ない暖房器具です。
対してガスファンヒーター、石油ファンヒーターの温風の吹き出し口は高音になるため、火事や火傷に注意して使用しなくてはなりません。
そのため、安全性を考慮する場合エアコン、オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターが良いでしょう。
手入れのしやすさ
オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターの必要な手入れは、外部の拭き掃除のみでフィルター掃除などの必要がありません。
対してエアコン、ガスファンヒーター、石油ファンヒーターはフィルター掃除の必要があり、石油ファンヒーターについては定期的な燃料の補給が必要です。
そのため、お手入れの手間が少ないのはオイルヒーター、マルチダイナミックヒーターと言えます。
暖房器具のおすすめとまとめはこちら!
上記の比較ポイントを表でまとめました。
エアコンは速暖性や安全性に優れ、電気代も少なく済みますが、空気の汚れや乾燥しやすさの問題点もあります。
ガスファンヒーター、石油ファンヒーターも速暖性に優れますが、安全性や燃料費、換気の必要などのデメリットがあります。
オイルヒーター、マルチダイナミックヒーターが全体的に扱いやすいと言えます。
エアコン | オイルヒーター | マルチダイナミックヒーター | 石油ファンヒーター | ガスファンヒーター | |
電気代、燃料費 | ◎ | ◎ | ◎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
速暖性 | ◎ | △ | ⚪︎ | ◎ | ◎ |
部屋全体をムラなく暖める | ⚪︎ | ◎ | ◎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
暖かさのキープ | ⚪︎ | ◎ | ◎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
乾燥のしにくさ | × | ◎ | ◎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
風が発生しない | × | ⚪︎ | ⚪︎ | × | × |
空気のきれいさ | × | ◎ | ◎ | × | × |
移動しての使用 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ⚪︎ |
安全性 | ◎ | ◎ | ◎ | × | × |
手入れのしやすさ | ⚪︎ | ◎ | ◎ | × | ⚪︎ |
サブスクライフがおすすめする暖房器具のおすすめ11選

cado 電気ヒーター SOL 002

局所を優しく暖めるデスクヒーターです。スリムなデザインなので空間を圧迫しません。
持ち手があり、楽にいろいろな場所に持ち運んで使用可能です。
3段階の温度調節機能と、1H・2H・4Hのオフタイマーが搭載されているため、節電しやすい機能性です。
cado 電気ヒーター SOL 001S

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スリムな円柱型で設置場所を選ばず、局所的に使うのにぴったりな電気ヒーターです。
比較的軽量かつ持ち手付きで持ち運びも楽にできます。
首振り機能付きで、広い範囲を暖められます。
De’Longhi カプスーラ セラミックファンヒーター

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持ち運びに特化した丸みのあるボディで、A4サイズより一回り小さいサイズで重さ1.4kgの軽量です。コンパクトながら、速暖性に優れ、2段階の暖房パワーに切り替えと送風機能が付いています。温度過上昇防止装置や転倒時OFFスイッチなど、高い安全性を持っています。
De’Longhi カプスーラ デスク セラミックファンヒーター

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上記モデルよりさらに小型で、デスクや床上に設置できます。速暖性や安全性に加え静音性にも優れており、柔らかな暖気で手先や足元を暖めるのに適しています。温度設定により自動停止するなど、節電機能も付いています。
De’Longhi コンベクターヒーター

内部の電気ヒーターをパネルで覆ったコンベクターヒーターで、ワイドでスリムなパネル形状により上方への自然対流と輻射熱を生み出し暖める暖房器具です。速暖性に優れ、特に窓際に置くと効果的です。表面温度が高くなりすぎない設計で安全性が高く、ECO運転モードで節電もできます。
De’Longhi オイルヒーター with Pet

表面温度が抑えられた構造で安全性が高く、耐久性の高いプロテクションコードなど、ペットを飼っている方におすすめのオイルヒーターで、8〜10畳向けのモデルです。暖房の強さを3段階に調整ができ、温度設定ダイヤルの操作で、自動的に電源のON/OFFを繰り返して室温を一定に保つなど電気代を抑える設定にもできます。
De’Longhi ヴェルティカルド オイルヒーター

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モダンなデザインがインテリア的にも扱いやすいモデルで、10〜13畳におすすめです。エコモードはありませんが、3段階の消費電力調整やタイマー設定による運転のON/OFF、適温を保つサーモスタットで、余分な電気代を抑えられます。表面温度は約80℃でやけどしづらく、安全性も優れています。価格を抑えたモデルですが、基本的な機能は揃っています。
De’Longhi アミカルド オイルヒーター

シンプルな構造で使いやすさが重視されたモデルで、8〜10畳におすすめです。ECOモードによる節電、上がりすぎない表面温度や安全プラグ、チャイルドロックなどの安全性など、シンプルで価格が抑えられていながら、基本的に必要な機能は充実しています。
De’Longhi マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル

デロンギヒーターの最上位モデルで、10〜13畳におすすめです。節電や安全性、静音性に優れながら、オイルヒーターの2倍の早さで暖める速暖性にも優れ、アプリによりスマートフォンから基本操作を全て行うことができます。MySleep機能による温度制御で、最適な睡眠環境にコントロールできます。
duux セラミックファンヒーター Threesixty360°

全方位型で暖房効率が高く、速暖性に優れています。メインの暖房として使用できるパワーがありながら、持ち運びしやすいサイズなので、あらゆる場所で使用しやすいモデルです。3段階の温風調整による暖かさの調整や節電ができ、過加熱防止装置など安全性にも優れています。
siroca 遠赤軽量ヒーター かるポカ SN-M351

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遠赤外線と輻射熱のW効果で部屋と身体を暖め、10畳まで対応しています。遠赤外線により持続性に優れ、風を出さないため乾燥しづらく空気も汚しません。比較的軽量で、キャスター付きなので簡単に移動できます。節電モードも搭載しています。


高さ69cm、奥行き49cmと広い面が特徴ですが、幅は9cm(開いたキャスターを含めて31cm)とかなりスリムな形状なので、窓際などに置いても邪魔にならないサイズです。500mlペットボトルと比較してもそのスリムさが分かるかと思います。


付属品は説明書とリモコンで、リモコンでは5mの距離まで離れて操作できます。


内部にはパネル状のヒーターが3枚入っており、電源を入れると赤いランプが付き、側面や上面から柔らかな暖かさを感じます。パネルは電気ストーブのように動作中も赤く光ったりしないので、目障りにもなりません。


前面のボタンで簡単に操作でき、3段階の消費電力や節電モード、温度設定をモード切り替えと上下ボタンで行います。
タイマーを設定すれば白いランプが光り、その時間に自動で動作します。入れる時間から切る時間まで、同時に2つ設定できます。

リモコンや電源コードは本体に収納できるため、使わないときにパーツがバラバラにならず収納できます。
おしゃれな暖房器具はサブスクライフで探してみよう!

「サブスクライフ」は、様々な種類やデザインの暖房器具を取り揃えていますので、本記事を参考におしゃれで機能性の高い暖房器具を是非見つけてみてください。
サブスクライフのご利用をお楽しみください。