PPモブラーにおける張りぐるみの仕事は、単に構造にフォームと布を被せる作業ではありません。
多層の自然素材を一つひとつ積み上げ、少しずつ形を仕上げていきます。
ファブリックやレザーを張る前のこの工程にも豊富な経験と、1脚あたり数日に及ぶ手作業が必要とされます。
そうして完成した椅子はとても快適で、自然素材が時間の経過とともに柔らかくなることで、その座り心地はいっそう深まっていくのです。
「パパベアチェア」は、快適なイージーチェアの原型ともいえる存在。
堅牢な無垢材のフレームを基盤に、緻密で手の込んだ張り作業によって仕上げられています。
内部構造には、特性の異なるさまざまな素材を使用。
側面の基本形をつくる部分には天然繊維が使用され、強度が求められる箇所を支えます。
背もたれには、柔軟なサポートを得るためにリネンの布袋に収めたコイルスプリングをジュートストラップに縫い付けています。
フレーム内部には馬毛とコットンを詰め、背もたれの人間工学的な形状はボタンを締めて微調整。
張り作業には少なくとも1週間を要し、ひとりの職人がすべての工程を最初から最後まで担当しています。