テレビボードは、リビングの印象を大きく左右する家具のひとつです。
サイズやデザインだけでなく、収納力や素材感によって、空間の使い勝手や居心地は大きく変わります。
本記事では、インテリアのプロの視点から、テレビボード選びで失敗しないための考え方を整理しつつ、2025年注目の人気ランキングやタイプ別の特徴を詳しく解説します。
これからテレビボードを購入・買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
テレビボードの選び方｜サイズ・素材・収納で選ぶポイント
テレビボード選びでは「見た目」だけでなく、暮らし方に合っているかどうかが重要です。
ここでは、購入前に必ず押さえておきたい基本的なポイントを、項目ごとに解説します。
インテリアに合うデザイン・テイストを選ぶ
テレビボードはリビングの中でも視線が集まりやすく、空間のテイストを決定づける存在です。北欧、モダン、ナチュラル、ヴィンテージなど、部屋全体の雰囲気と方向性を揃えることで、統一感のある空間が生まれます。
特に注意したいのは、他の大型家具とのバランスです。ソファやダイニングテーブルと素材感や色味を揃えることで、リビング全体がまとまりやすくなる一方、デザインだけで選ぶと後から違和感が出るケースも少なくありません。テレビボード単体ではなく、「空間の一部」として捉える視点が大切です。
テレビサイズに合った幅・高さをチェック
テレビボード選びで失敗しやすいのがサイズ感です。テレビのインチ数に対してボードが小さすぎると不安定に見え、大きすぎると圧迫感が生まれます。
一般的には、テレビ幅よりも左右に10〜20cm以上余裕があるサイズが理想とされています。また、高さも重要なポイントで、ソファに座ったときに目線が自然にテレビ中央に合う高さかどうかを確認する必要があります。デザイン性だけでなく、日常的な視聴姿勢を想定したサイズ選びが、長く快適に使うための鍵となります。
木目調・ウォールナットなど素材の特徴で選ぶ
テレビボードの素材は、見た目だけでなく耐久性やメンテナンス性にも影響します。木目調や無垢材は温かみがあり、経年変化を楽しめる点が魅力です。一方、突板や化粧板は反りや割れが起きにくく、日常使いで扱いやすい素材として選ばれています。
中でもウォールナットは、落ち着いた色味と高級感から人気が高く、空間を引き締める効果があります。ライフスタイルや手入れのしやすさも含めて、自分に合った素材を選ぶことが重要です。
収納スタイルで選ぶ｜見せる or 隠す？
テレビ周りは、レコーダーやゲーム機、配線などで雑多になりやすい場所です。そのため、収納スタイルは使い勝手に直結します。
扉付きや引き出しタイプは、生活感を抑えたい方に向いており、リビングをすっきり見せたい人に適した選択です。一方、オープン収納は出し入れがしやすく、AV機器の熱がこもりにくいメリットがあります。見た目と実用性のどちらを重視するかを明確にすると、選択肢が絞りやすくなります。
一体型・セパレート型の使い勝手を比較
テレビボードには、ボードと収納が一体になったタイプと、組み合わせ自由なセパレート型があります。一体型は配置が簡単で、統一感のある見た目が特徴です。
一方、セパレート型は、模様替えや引っ越しの際にも柔軟に対応でき、暮らしの変化に合わせてレイアウトを調整しやすい点が魅力です。長く使うことを前提にするなら、将来の住環境も見据えて検討するのがおすすめです。
タイプ別おすすめテレビボード
テレビボードはタイプによって、見た目や機能性が大きく異なります。
ここでは代表的なタイプごとの特徴を紹介します。
ロータイプ｜圧迫感がなくスタイリッシュ
ロータイプのテレビボードは、高さを抑えた設計により、リビングに開放感をもたらします。天井が低めの空間や、コンパクトなリビングでも圧迫感が出にくい点が特徴です。
また、視線が自然と下に流れるため、空間を広く見せる効果も期待できます。ミニマルなインテリアや、テレビを主張させたくない方に向いているタイプといえるでしょう。
ハイタイプ｜収納力を重視したい方におすすめ
収納力を重視するなら、ハイタイプのテレビボードが選択肢に入ります。テレビ周りだけでなく、本や雑貨、日用品までまとめて収納できるため、リビングの片付けがしやすくなります。
床面積を圧迫せずに収納量を確保できる点も魅力です。物が多い家庭や、リビングを多目的に使いたい方に適したタイプです。
壁面収納タイプ｜すっきりとした空間を演出
壁面収納タイプは、テレビボードと収納を一体化させ、壁全体を有効活用できるのが特徴です。造作家具のような見た目で、空間に強い一体感が生まれます。
収納量が多く、配線や機器類を隠しやすいため、生活感を抑えた上質なリビングをつくりたい方に向いています。ただし、設置サイズの確認やレイアウト計画は慎重に行う必要があります。
和室に合うテレビボードの選び方
和室にテレビを置く場合は、素材や高さ選びが重要です。木の質感が活きるデザインや、低めのロータイプを選ぶことで、畳や障子との調和が取りやすくなります。
直線的でシンプルなデザインを選ぶことで、和の雰囲気を損なわずに現代的な要素を取り入れることができます。和室特有の落ち着きを活かす視点がポイントです。
【2025年版】テレビボード人気ランキング5選
ここでは、サブスクライフで注目されているテレビボードをランキング形式で紹介します。
第1位：AROS TV BOARD
JOURNAL STANDARD FURNITURE（ジャーナルスタンダードファニチャー）の「AROS TV BOARD」は、北欧デンマークのヴィンテージキャビネットから着想を得たテレビボードです。前面の縁には無垢材を贅沢に用い、素材の存在感をしっかりと感じられる一方、引き戸仕様にすることで全体は軽やかな印象に仕上げられています。ガラス戸のためリモコン操作がしやすく、日常使いのストレスを抑えている点も魅力。デザイン性と実用性を両立し、リビングを落ち着いた空気感に整えたい方に適した一台です。
第2位：TV BOARD RIDGELINE II (180)
NOWHERE LIKE HOME（ノーウェアライクホーム）の「TV BOARD RIDGELINE II (180)」は、仕切りや扉を設けない開放的な構造が特徴のテレビボードです。収納方法を固定しない設計により、ボックスやかご、小物などを自由に組み合わせて使うことができます。天然木ならではのなめらかな手触りと、主張しすぎないデザインは、モダンから和モダンまで幅広い空間に自然に馴染みます。暮らしの変化に合わせて使い方を更新していきたい方に向いた柔軟性の高いアイテムです。
第3位：SHADOW AV BOARD W2000 D380
MASTERWALの「SHADOW AV BOARD」は、ブラック強化ガラスの引き戸と無垢材を組み合わせた、落ち着きのある佇まいが印象的なAVボードです。ガラスが生み出す控えめな陰影が、木の質感と調和し、リビング全体を引き締めます。高さを抑えた設計のため大型テレビともバランスが取りやすく、内部は機器配置の自由度が高い構造。上質さを保ちながら、視覚的な圧迫感を抑えたい方におすすめできる一台です。
第4位：TV Board SKAVE 180
NOWHERE LIKE HOME（ノーウェアライクホーム）の「TV Board SKAVE 180」は、チーク材とラタンを組み合わせた素材感が特徴のテレビボードです。ロータイプ設計のため、大型テレビを設置しても空間に圧迫感を与えにくく、背面まで仕上げられていることで間仕切りとしても使用できます。左側はフラップ扉、右側は引き出し収納と、用途に応じた使い分けが可能。収納力と空間演出の両方を重視したい方にとって、扱いやすい選択肢となります。
第5位：NEW TV BOARD W1800
dareels（ダリールズ）の「NEW TV BOARD W1800」は、チーク古材の豊かな木目と細身のアイアン脚を組み合わせたテレビボードです。左右の引き出しに横方向で揃えられた木目は、一枚板として素材を活かしている証で、視線を横へと自然に導きます。連続するラインが空間に上品なリズムを生み、無骨さと繊細さを併せ持つ佇まいが魅力。素材そのものの表情を楽しみながら、落ち着いたリビングをつくりたい方に適した一台です。
テレビボードを選ぶなら｜幅広い選択肢と柔軟な購入方法
テレビボードは価格帯やサイズ展開が幅広く、選択肢が多いからこそ迷いやすい家具です。購入時には、サイズ・デザイン・素材だけでなく、ライフスタイルや将来の住環境も含めて検討することが重要です。
サブスクライフでは、多様なブランドやテイストから比較検討できる環境が整っており、自分に合った一台を見つけやすくなっています。じっくり選びたい方は、情報量やサポート体制も含めてチェックしてみてください。
