TOLIX / アウトレット・中古

TOLIX — 世界中のカフェで愛されるクラシックデザインチェア
フランスの「緑の心臓」として知られるル・モルヴァンで生まれたXavier Pauchardが、鉄製家具の歴史を変えたTOLIX（トリックス）。1907年、Pauchardは鉄板を錆から守るために溶融亜鉛に浸す「ガルバナイズ加工」を発見し、1917年には自らの工場を設立しました。その後、Pauchardは家庭用のスチール製品を製造し、最終的にトリックスというブランドを登録しました。
TOLIXが生んだクラシックチェアは、1934年にデザインされ、カフェやレトロなキッチンの定番となりました。当初は屋外用に設計されており、雨水を逃がすために座面に穴が空いていました。しかし、カフェオーナーから「スタッキングしにくい」という意見が寄せられ、1956年にフレームをスリム化した改良版が誕生。25脚のチェアを2.3メートルの高さまで積み重ねられるデザインが完成しました。
TOLIXチェアは、カフェのみならず、工場、オフィス、病院でも大人気となり、1950年代には年間約60, 000台を生産するまでに成長しました。2004年に家族経営を終えた後も、TOLIXのチェアは進化を続け、ニューヨーク近代美術館（MoMA）、パリのポンピドゥーセンター、ドイツのヴィトラデザインミュージアムにコレクションとして展示されるまでに至っています。
このクラシックデザインのチェアは、機能美と耐久性が評価され、今日でも世界中で愛され続けています。