Interview
ヴィトラのマーケティング担当である後藤さんに、注目のチェア「ミカド」について紹介していただきました。
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Interviewer:
Momoka Koyano
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Text:
Kenta Ohno
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Photo:
Yuji Zendou

後藤 恵美
Vitra Co., Ltd. / Marketing Manager
2011年にアルテックジャパンに入社。
2015年のVitra株式会社との合併を経て、現在はマーケティングを担当。デザインの力を信じ、日々の暮らしや環境の質を高めるというヴィトラのミッションのもと、ブランドの魅力を発信している。

ー 「ミカド」という名前が特徴的だと思いますが、どのような由来があるのでしょうか。
「ミカド」の名前は、その特徴である脚に由来しています。この脚が、ヨーロッパで親しまれている竹ひごを使ったテーブルゲーム「Mikado」を連想させることから、名付けられました。
ちなみに、日本でおなじみのチョコレート菓子「ポッキー」も、ヨーロッパでは「Mikado」という名前で販売されているんですよ。


ー 商品の特徴や魅力について、教えてください。
エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーがデザインした「ミカド」は、デザイン性、快適性、そしてサステイナビリティという3つの大きな特徴があります。
まずはそのデザイン性。包みこまれるような柔らかいフォルムでありながら、シンプルなデザインが魅力です。選ぶ生地と脚の組み合わせによって大きく印象が変わるため、どんなテイストの空間にも調和しやすいといえます。

次の快適性については、厚みのあるクッションは一見柔らかそうに見えるのですが、ほどよい硬さで長く座っていても疲れにくいのが特徴です。
さらに、座面下には、座る人の動きに合わせて背もたれがわずかに動くメカニズムが搭載されています。
背もたれに寄りかかると、わずかに背もたれが傾くことで、より身体の動きにフィットし、快適性がアップするんです。


3つ目のサステイナビリティ(持続可能性)ですが、この製品は長く使い続けられるように設計されているだけでなく、製品寿命が尽きた後もリサイクルしやすい構造になっています。
例えば、部品の取り付けやカバーを張る際に接着剤を一切使っていません。これにより、分解が容易になり、素材ごとに分別してリサイクルすることが可能になります。

ー 「ミカド」は、どんな方におすすめですか? また、どのようなお部屋や空間に合うのでしょうか。
例えば、ダイニングで食事をするだけでなく、会話を楽しんだり、パソコン作業をしたりと、長時間座る機会が多い方や、とにかく”座り心地の良い快適な椅子”をお探しの方に、ミカドチェアはぴったりだと思います。
また、「ミカド」は生地や脚の色を自由に選べるので、どんなインテリアにも合わせやすいですね。お客様の好み、空間に合わせて、最適な組み合わせをご提案させていただきます。

ー 張り地や素材について教えて下さい。
カバーは、ファブリックとレザー、合わせて全10種類をご用意しており、合計186色の中からインテリアのイメージに合わせてお選びいただけます。
ベースはオークとアルミの2種類から選択可能です。オークは「ナチュラルオーク」と「ダークオーク」の2色、アルミは「チョーク」「ミント」「ベーシックダーク」「ポリッシュ仕上げ」の4色をご用意しています。


数あるカバーの種類の中で特におすすめしたいのは、「チェント」というファブリックです。
「チェント」は、環境に配慮したサステイナビリティを前提にデザインされていて、原料には100%バージンウール*を使用しています。
14色もの豊富なカラーバリエーションがありますので、ご自宅の雰囲気に合わせて、お好みの色を選んでいただけます。
*再生ウール等が混ざってない純粋な羊毛のこと

ー ブランドのマーケティング担当である後藤さんが特に魅力を感じているポイントや、おすすめの部分があれば教えてください。
やはり、この快適なクッション性ですね。実際に私たちのオフィスでも、この「ミカド」を打ち合わせスペースで使用しているのですが、以前の椅子と比べて、格段に快適に打ち合わせができるようになりました。


「ミカド」の魅力をサブスクライフで体感しませんか?
デザイン性、快適性、そしてサステイナビリティ。
「ミカド」は、そのすべてを兼ね備えた、まさに次世代のチェアと呼ぶにふさわしい逸品です。
ヴィトラのこだわりが詰まった「ミカド」を、ぜひsubsclifeで体感してみてください。きっと、お部屋に心地よさと快適さをもたらしてくれるはずです。
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