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引越し不用品の処分ガイド|最短・最安の手順と回収先20選

引っ越し前に立ちはだかる大きな課題のひとつが、不用品の処分です。費用を抑えつつ期限に間に合わせるためには、正しい手順で準備を進めることが欠かせません

本記事では、状況に応じた最短ルートや6つの処分方法の比較、失敗しにくい業者の選び方、当日までの段取り、さらに依頼しやすい回収先20選をご紹介します。最後には「処分しない」という新しい選択肢であるサブスクについても解説します。

あわせて注意すべき点として、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機(乾燥機を含む)は「家電リサイクル法」の対象品目です。正しく処分するには、販売店での引き取りや指定引取場所の利用が必要で、手順は家電リサイクル券センター(RKC)の情報を参照するのが確実です。また、不用品を有料で回収してもらう際は、市区町村の「一般廃棄物収集運搬」の許可を持つ事業者に依頼することが基本となります。

目次

結論:状況別の最短ルート

まずは、退去日までの残り日数や処分する物の量、搬出条件を整理しましょう。これを把握してから方針を決めると、手戻りを減らすことができます。

パソコンやHDDなど情報機器の処分
PC3Rやメーカー窓口といった正規ルートを利用し、データ消去まで担保できる方法を選びましょう。

退去まで7日以内で量が多い場合
地域の回収業者に2〜3社同時に見積もりを依頼し、最短の作業枠を確保します。階段の有無や養生の必要性、駐車条件、夜間作業の可否などは、写真と寸法を添えて共有しておくとスムーズです。

退去まで2週間以上あり、費用を優先する場合
自治体の粗大ごみ回収を予約し、自力搬出でコストを抑えます。家電4品目は必ず正規ルートで処分します。

買取やリユースを重視する場合
まず出張買取やフリマ・掲示板を活用し、売れ残ったものを回収業者にまとめて依頼すると効率的です。

大型家具の解体や特殊搬出が必要な場合
建物の管理規約や搬出可能な時間帯を事前に確認し、それに対応できる業者に相談します。契約時には、破損時の対応や追加費用の算定方法を文書で確認しておくことが重要です。

引越しの不用品「6つの処分方法」を比較

不用品の処分方法は大きく6つに分けられます。それぞれの特徴と注意点を理解し、状況に応じて組み合わせて使うのが現実的です。

1. 自治体の粗大ごみ

もっとも安価な方法ですが、申込みから収集までに日数がかかります。指定場所までの搬出は自分で行う必要があり、家電4品目は対象外です。退去まで2週間以上あり、体力や人手を確保できる方に向いています。

2. 回収業者への依頼

スケジュール優先で一括処分できるのが強みです。現地下見や写真・動画を事前に共有すると、追加費用を抑えやすくなります。退去直前や物量が多い場合、搬出が難しい間取りに適しています。

3. 引越し会社のオプション

引越しと同時に手配できるため段取りをまとめやすい反面、対象品が限定されることが多く、家電4品目のみなど制約があるケースがあります。

4. リサイクルショップ・出張買取

売れるものは現金化して処分費を相殺できます。ただし査定や仕分けに時間がかかるため、退去直前の利用には不向きです。

5. フリマ・オークション

費用を抑えられる一方で、やり取りや梱包、引き渡しの手間が発生します。期日に余裕があり、納得感を重視する方に向いています。

6. 知人への譲渡・地域掲示板

搬出の手配は自分で行います。ドタキャンなど不確実な要素もあるため、代替案を用意してから進めると安心です。

失敗しにくい業者の選び方(許可・見積・保険・契約)

1. 許可の確認
家庭の不用品を有料で回収してもらうには、市区町村の「一般廃棄物収集運搬」の許可が必須です。サイトや見積書に自治体名と許可番号の記載があるかを必ず確認しましょう。

2. 見積りのチェック
見積りでは、基本料金・車両費・人件費に加え、以下のような追加費用の有無を最初に共有します。

  • 階段搬出
  • 吊り下げ作業
  • 養生
  • 深夜・早朝対応
  • 駐車条件

写真や寸法、間取り、エレベーターの有無、搬出経路、駐車可否を伝え、現地下見またはビデオ見積りを依頼すると安心です。

3. 契約内容の確認
契約前には、次の点を文書で確認しておきましょう。

  • 想定外の条件が発生した場合の差額算定方法・上限・キャンセル条件
  • 搬出時の破損に備えた事業賠償保険の加入有無と補償上限額
  • 事故発生時の連絡フロー

4. 避けるべき業者の特徴
以下のような業者は信頼性に欠けるため依頼を避けましょう。

  • 領収書の発行を拒否する
  • 相場より極端に安い宣伝をしている
  • 会社情報や許可番号を掲載していない
  • 現金払いのみを強要する

おすすめの回収先20選(全国・公式リンク)

実際に連絡が取りやすく、依頼内容を相談しやすい窓口をエリアごとに紹介します。一般的な不用品回収業者だけでなく、小型家電の宅配回収やパソコンの正規リサイクルといった多様な方法も含めています。最新の受付条件や料金については、必ず公式サイトでご確認ください

【東京】アース東京

都内広域に対応します。回収と買取を併用して作業費の相殺を提案し、繁忙期の即日相談にも対応します。

公式サイト:https://www.huyouhinkaisyuu-tokyo.com/

【東京】お助けうさぎ

回収、買取、片付け、遺品整理までワンストップで相談できます。単品から大量まで柔軟に対応します。

公式サイト:https://otasukeusagi.jp/

【東京】日本不用品回収センター

関東エリアで、定額パックや即日対応を掲げています。単身引越しでも比較しやすい料金設計です。

公式サイト:https://fuyouhin-center.jp/

【神奈川】ワンツースリー(横浜)

横浜を中心に、1点から大量までのパックを用意します。問い合わせ導線がわかりやすく、日程調整がしやすいです。

公式サイト:https://123net.co.jp/

【神奈川】アース神奈川

県内広域に対応します。即日対応やWeb割引など、運用面の工夫があります。

公式サイト:https://www.huyouhinkaisyuu-yokohama.com/

【埼玉】エコステップ

回収とリユースの連携が強く、状態によっては買取提案が入りやすいです。処分費の圧縮に寄与します。

公式サイト:https://om-trust.jp/

【千葉】ベンリプラス

見積り後の追加請求なしを掲げ、保険加入も明記します。計画的に進めたい方に向いています。

公式サイト:https://benriplus.com/

【千葉】かたづけタイガー

一般廃棄物収集運搬の許可に関する説明が丁寧です。地域密着で長く運営しています。

公式サイト:https://katazuke-taiger.com/

【愛知(名古屋)】エコーズ

名古屋・愛知で対応します。作業実績の紹介が充実しており、作業のイメージをつかみやすいです。

公式サイト:https://ecoos.jp/

【愛知(名古屋)】クオーレ名古屋

即日対応や買取併用に前向きです。片付けまで一気通貫で依頼しやすいです。

公式サイト:https://www.huyouhinkaisyuu-nagoya.com/

【大阪】オーケー大阪

大阪府全域で対応します。取り外しや分解まで任せやすく、スケジュールの融通も利きます。

公式サイト:https://www.huyouhinkaisyuu-osaka.com/

【大阪】関西プロスタッフ

当日見積りから当日回収まで対応することがあります。現地での買取査定にも対応します。

公式サイト:https://fuyohin-kansai-pro.com/

【京都】アール京都

府内全域で対応します。大量回収やゴミ屋敷などの案件にも慣れています。

公式サイト:https://www.huyouhinkaisyuu-kyoto.com/

【兵庫(神戸)】アクト兵庫

神戸を含む県内広域で対応します。空き家整理など量のある案件もまとめて依頼しやすいです。

公式サイト:https://www.huyouhinkaisyuu-hyogo.com/

【兵庫(神戸)】兵庫セーフティ

積み放題パックなど明確なプランを提示します。清掃や遺品整理まで相談できます。

公式サイト:https://kobe-safety.com/

【福岡】福岡片付け隊

片付け全般と買取を併用できます。週末の枠の確保や短納期案件にも対応します。

公式サイト:https://www.fukuoka-katazuketai.com/

【福岡】福岡エコサービス

買取に強く、ブログや実績で情報発信が活発です。問い合わせ導線が多様です。

公式サイト:https://www.f-eco.jp/

【北海道】わや(札幌)

当日の相談に対応することがあります。女性スタッフの在籍やキャッシュレスなど、地域事情に合わせた運用です。

公式サイト:https://waya-hokkaido.com/

【全国(宅配)】リネットジャパン(小型家電の宅配回収)

国の認定事業者による小型家電の宅配回収です。自宅から発送でき、自治体連携も多いです。

公式サイト:https://www.renet.jp/item/kaden/

【全国(メーカー窓口)】PC3R協会(家庭系パソコンの正規リサイクル)

メーカー窓口経由の正規ルートです。PCリサイクルマーク対象は原則として無料回収で、データ消去の案内も整備されています。

公式サイト:https://www.pc3r.jp/

料金相場の考え方と安くするコツ

料金の提示方法は大きく分けて「トラック積み放題」「品目ごとの単価」「出張費との併用」のいずれかです。積み放題プランの場合でも、人件費・階段搬出・養生・駐車費用などが含まれるかどうかは会社ごとに異なるため、必ず最初に確認しましょう。

相場は地域や時期によって変動しますが、事前に写真や寸法を共有する、買取を組み合わせる、複数社(2〜3社)に同時見積りを依頼すると、適正な料金で進めやすくなります。

当日までのスケジュールとチェックリスト

引越し当日までの流れを時系列で整理します。各ステップで「決めること」と「準備すること」を明確にしておくと、追加費用や段取り漏れを防ぎやすくなります。

  • 2〜3週間前
    持ち物を「売る」「譲る」「捨てる」に分類します。家電4品目の扱いはRKCで確認し、引越し会社が不用品対応をしてくれるかどうかも把握しておきましょう。
  • 10〜14日前
    自治体の粗大ごみを予約します。収集日が引越し日と重ならないよう注意が必要です。大型品は採寸し、搬出経路を確認します。
  • 7〜10日前
    回収業者に2〜3社同時で見積りを依頼します。写真や寸法、階段・エレベーターの有無、養生や駐車条件、希望時間帯を共有しておくとスムーズです。
  • 3〜5日前
    見積りを確定して契約します。破損時の対応、追加費用の算定方法、キャンセル条件を文書で確認しておきましょう。エアコンの取り外しが必要な場合はこの時期に手配します。
  • 前日〜当日
    現金や駐車スペース、養生、エレベーター鍵などを準備します。共用部に掲示が必要な場合は、事前に管理会社へ連絡しておきましょう。

処分しない選択肢:サブスクで「持たない」暮らしに切り替え

新居の広さがまだ決まっていない方や、転勤・同棲などライフスタイルの変化が多い方には、「買わずに使う」サブスクが有効です。契約期間が終われば返却することも可能なので、退去時の処分費や手配の手間、リセールの不確実性を避けられます。

サブスクを利用するメリットは次のとおりです。

  • 豊富なメーカーの商品を無金利分割払いで支払いができるため、初期費用を抑えられる
  • 返却できる(※サブスク契約途中の場合は、残価を支払う必要があります)ため、退去時に不用品処分の段取りが不要になる

家具・家電のサブスクの詳細はこちらから確認できます。

よくある質問(FAQ)

Q. 自治体回収と業者回収、どちらが安いですか?
A. 一般的に自治体の粗大ごみ回収が最安です。ただし、引越し日が迫っている場合や搬出が難しい場合は、回収業者の利用が現実的です。
参考:引越し侍不用品回収プログレス

Q. 家電リサイクル法の対象と手順は?
A. テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機(乾燥機含む)は家電リサイクル法の対象です。販売店での引取りか、指定引取場所に持ち込むのが正規ルートです。
参考:RKC公式サイト指定引取場所マップ

Q. 無許可の回収業者を避けるには?
A. サイトや見積書に「一般廃棄物収集運搬」の許可番号と自治体名が明記されているかを確認してください。相場より極端に安い宣伝や、領収書の発行を拒む業者は注意が必要です。
参考:横浜市公式ページ

Q. 追加請求を避けるにはどうすればよいですか?
A. 写真や寸法を共有し、階段搬出・養生・夜間対応・駐車条件などを事前に合意しておきましょう。現地下見やビデオ見積りを活用し、見積書には「想定外の費用が発生した場合の算定基準」を明記してもらうことが大切です。
参考:不用品回収いちばん

参考・出典

法制度・正規ルート

注意喚起・トラブル事例

不用品処分の方法・料金情報

宅配回収サービス

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